2012年のLHCによるヒッグス粒子の発見をきっかけとして、素粒子・高エネルギー物理学は新しい段階へとその一歩を踏み出そうとしています。ヒッグスセクターの詳細研究、超対称性の発見、標準模型を越える現象の探索などの課題に挑むには、250GeVから1TeVのエネルギースケールにおける電子・陽電子コライダーの実現が必要です。日本を含めた世界の物理学者は、日本が国際リニアコライダー実現に指導的役割を果たすことを、大いに期待しています。本合宿は2010年から開催されており、次の理念により、国際リニアコライダーの実現、そして素粒子物理学の発展を目指しています。
• 加速器科学者、素粒子・高エネルギー物理学者の間の情報共有、共通認識の醸成。