ILC夏の合宿2019
本年もILC夏の合宿を開催いたします。今年は、茨城県潮来市が会場となります。茨城県の南、千葉県との境に位置し、隣接した鹿嶋市には鹿島神宮や鹿島サッカースタジアム、神栖市・鹿嶋市には鹿島臨海工業地帯があります。会場となる“かんぽの宿潮来”は、北浦を一望する高台に建ち、天然温泉の展望大浴場があります。周囲はのどかな田園風景が広がっており、のんびりとした牧歌的な環境のもと、ILCと明日の物理について時を忘れて語り合いましょう。
日程:9月3日(火)から9月6日(金)
場所:茨城県潮来市水原1803-1 かんぽの宿 潮来
029-67-5611
https://www.kanponoyado.japanpost.jp/itako/index.html
(初日は午後から、最終日はお昼ごろ終了予定)
開催趣旨
2012年のLHCによるヒッグス粒子の発見をきっかけとして、素粒子・高エネルギー物理学は新しい段階へとその一歩を踏み出しました。ヒッグスセクターの詳細研究、超対称性の発見、標準模型を越える現象の探索などの課題に挑むためには、LHCに加えて、250GeVから1TeVのエネルギースケールにおける電子・陽電子コライダーが非常に強力な施設となります。世界の物理学者は、日本が国際リニアコライダー実現に主導的役割を果たすことを大いに期待しています。
本合宿は2010年から開催されており、次のことを目的として、国際リニアコライダーの実現、そして素粒子物理学の発展を目指しています。
・加速器科学者、素粒子・高エネルギー物理学者の間で情報共有を行い、国際リニアコライダーについての共通認識を作ること。
・国際リニアコライダーを実現し、さらに研究分野全体の発展のため、異分野の研究者同士の信頼関係を築き、若手研究者間の交流をうながすこと。
合宿の内容
・招待講師による最新の物理、加速器についての講演
・ILC加速器、ILC測定器についての講演
・学生によるショート講演(ヤングセッション)
・飛び入り参加歓迎、だれでも講演できるナイトセッション
参加登録について
下記WEBから行ってください。
締切は7月31日(火)です。
https://agenda.linearcollider.org/event/8237/
参加登録費(スタッフのみ):4,000円(ただし学生は無料)
宿泊費(一泊三食):11,000円
到着時に現金でお支払いください。
なお、団体扱いのためクレジットカードは使用できませんので、ご承知おきください。
参加登録ページへ
旅費補助
学生を対象に旅費(交通費のみ)を補助します。旅費の補助を希望する方は、8月3日までに「旅費の補助希望」を選択した上で、参加登録を行ってください。JRあるいは私鉄線による経路以外(航空機等)を希望する場合は、見積書を添付してください。なお、財源には限りがあるため、必ずしも希望者全員に支給することは限りません。支給の可否について、8月10日までに連絡いたします。支給対象の方には、KEKの共同利用支援システムにてユーザー登録が必要となりますので、後日ご連絡いたします。
お問い合わせは下記までお願いいたします
Daniel JEANS (高エネルギー加速器研究機構)daniel.jeans@kek.jp
組織委員会
Daniel JEANS (高エネルギー加速器研究機構) 幹事
大森 恒彦 (高エネルギー加速器研究機構)
藤井 恵介 (高エネルギー加速器研究機構)
横谷 馨 (高エネルギー加速器研究機構)
栗木雅夫(広島大学)
高橋 徹 (広島大学)
成田 晋也 (岩手大学)
佐貫 智行 (東北大学)
竹下 徹 信州大学)
兼村 晋哉 (大阪大学)
柿崎 充 (富山大学)
杉山 晃 (佐賀大学)
吉岡 瑞樹 (九州大学)