ILC夏の合宿2020(オンライン)
本年もILC夏の合宿を開催いたします。今年は、新型コロナウィルスの感染拡大を懸念してオンラインでの開催となりました。日程は9/23(水)~25(金)の3日間です。
開催趣旨
2012年のLHCによるヒッグス粒子の発見をきっかけとして、素粒子・高エネルギー物理学は新しい段階へとその一歩を踏み出しました。ヒッグスセクターの詳細研究、超対称性の発見、標準模型を越える現象の探索などの課題に挑むためには、LHCに加えて、250GeVから1TeVのエネルギースケールにおける電子・陽電子コライダーが非常に強力な施設となります。世界の物理学者は、国際リニアコライダーが日本に実現されることを大いに期待しています。
今年6月に公表された欧州素粒子物理学戦略アップデートでは、電子陽電子ヒッグスファクトリーが最重要であり、日本で建設されるILCに協働して取り組みたいという欧州コミュニティの意向が示されました。また、米国政府は昨年から日本でのILC建設を強く支持しています。一方、今年2月の将来加速器計画委員会(ICFA) の提言に基づき、この夏から日本(KEK)にILC計画の国際推進チームが立ち上がる予定です。今まさに、ILC計画が本格的に動き出そうとしています。
本合宿は2010年から開催されており、次のことを目的として、国際リニアコライダーの実現、そして素粒子物理学の発展を目指しています。
・加速器科学者、素粒子・高エネルギー物理学者の間で情報共有を行い、国際リニアコライダーについての共通認識を作ること。
・国際リニアコライダーを実現し、さらに研究分野全体の発展のため、異分野の研究者同士の信頼関係を築き、若手研究者間の交流をうながすこと。
合宿の内容
・招待講師による最新の物理、加速器についての講演
・ILC加速器、ILC測定器についての講演
・参加者によるショート講演
講師のリスト(敬称略)
理論
検出器
加速器
その他
参加登録について
下記WEBから行ってください。
ショートトークの申し込みは締め切らせていただきましたが、参加登録は受け付けています。
オンライン会議室への接続情報は9月中旬に参加登録された方へお知らせします。
参加登録ページへ
お問い合わせは下記までお願いいたします。
柳生 慶(大阪大学)yagyu@het.phys.sci.osaka-u.ac.jp (@は@に変更して下さい)
組織委員会
兼村 晋哉 (大阪大学) 代表
柳生 慶 (大阪大学)
柿崎 充 (富山大学)
藤井 恵介 (高エネルギー加速器研究機構)
Daniel JEANS(高エネルギー加速器研究機構)
栗木 雅夫 (広島大学)
高橋 徹 (広島大学)
成田 晋也 (岩手大学)
佐貫 智行 (東北大学)
山本 均 (東北大学)
大谷 航 (東京大学)
竹下 徹 (信州大学)
杉山 晃 (佐賀大学)
川越 清以(九州大学)
末原 大幹(九州大学)