不安定核実験において、前方確度で質量欠損分光法を実現させるために、
京都大学、RCNPによってμ-PICを用いたアクティブ標的(MAIKo)が開発
された。アクティブ標的ではTPCの検出ガスを散乱の標的として用いて、
散乱をTPC内部で観測する。したがって、1 MeV程度の低エネルギーの
反跳粒子を検出することが出来る。
これまでにRCNPにおいて4He, 13Cビームを用いて2度のテスト実験を
行った。本講演では、MAIKo TPCにおけるトラッキングアルゴリズム
を紹介し、これを用いた解析結果について報告する。
Speaker:
Mr
Tatsuya Furuno
(Department of Physics, Kyoto University)