28 May 2018 to 2 June 2018
Fukuoka International Congress Center
Asia/Tokyo timezone

Public Lecture

市民講演会「宇宙を探る大型科学プロジェクト:LIGO とILC」

2017 年に重力波の発見でノーベル物理学賞を受賞したバリー・バリッシュさん(カリフォルニア工科大学名誉教授、イギリスから遠隔講演)と、村山斉さん(東京大学カブリ数物連携機構長、カリフォルニア大学バークレー校MacAdams冠教授)をお招きして、「宇宙を探る大型科学プロジェクト:LIGO とILC」と題して市民講演会を行います。バリッシュさんの講演には、日本語通訳がつきます。お二人の討論、参加者との質疑応答も予定しています。奮ってご参加ください。

  • 日時: 2018年5月29日(火) 18:00~
  • 会場: 福岡国際会議場 メインホール
  • 参加費: 無料
  • 事前登録: 不要

ポスター・チラシ(クリックでPDFをダウンロードできます)

ポスター チラシ表 チラシ裏

本市民講演会は、国際学会ALCW(Asian Linear Collider Workshop)2018の企画として開催されます。この国際学会は、アジア、欧州、北米の3地域が毎年持ち回りで開催しているもので、世界から約300人の研究者が集い、リニアコライダーの加速器と測定器の設計開発状況とそこで展開される物理研究について、最新の成果をもとに議論を行います。

昨年11 月に国際将来加速器委員会(ICFA)が、「ヒッグス粒子の工場」として250 ギガ電子ボルト(GeV)で運用する国際リニアコライダー(ILC)の建設を支持する声明を発表しました。その声明の中で、ILC 計画を継続的に支持すると共に、ILC を日本のイニシアチブによる国際プロジェクトとして、時宜を得て実現することを強く奨励しています。文部科学省は有識者会議を設置してILC計画の検討を続けており、ICFA の声明を受けて、この夏にも結論を出すと見られています。また、ILC 計画を実現するための国際交渉の準備も、日米・日欧で始まっています。

この重要な時期に日本で開催するALCW2018 は大きな意味を持っており、世界から集まった研究者が、ILC 計画の実現に向けて「福岡宣言」を発表する予定です。